■MA主演舞台『真夏の夜の夢』〜妖精の森にて〜

嵐が鳴りやんだ妖精の森にパック(町田さん)が1人で居ると、
下手下側から妖精の森の嫉妬深い王様オーベロン(小林先生。イモムシ背負ってるみたいな緑の衣装)が登場。
上手上側からは王様の妻の高慢なティターニア(峯村先生。触角が付いた様な緑のドレス)…3人の妖精を引き連れて登場です。
こっそり上手下側からパックが様子を窺っていると、2人の口喧嘩が始まります。
王様とティターニアの2人は喧嘩中。
お陰で春夏秋冬季節が入り乱れて異常気象が起こってるらしいのです。
どうやらティターニアが大事に育てているインドの子供を、王様が小姓にくれって言ってるのが喧嘩の原因。
どうしても欲しい王様と、絶対に渡さないティターニアに歩み寄りはなさそうです。

ティターニアと3人の妖精が去ってしまうと、パックもソロソロと影から登場。
キョロキョロと周りを見渡していると…パーック!パーーーック!!
??
「お前だ!!」そう、あなたがパックね。王様がパックの事を呼んでいます。
おどおどと王様のそばに近づくパックに王様は尋ねました。
「覚えているだろう?」
「…ヘチマ。」
そう、王様が背負ってる緑色の物体はヘチマ。って違う!ちなみにゴーヤでもないかんね!

そうじゃなくて、岬の端に居た時の事を覚えているだろう??
「あっっ覚えています!!」と、どうやら急に勢いを取り戻したパックは思い出したみたい。
あの時にキューピッドが矢を射ったでしょ!西の空に輝くベスタ星!!
と、テンション高く王様が叫んで指さすのは下手上空。
パックは…同じ勢いで振り向く先は上手上空。
パーック!西は「あっち(下手)ね!!」
気を取り直して…その弓矢は西の彼方に飛んで行った!!
と、またもや王様が指さすのは西の彼方…下手上空。パックが見あげるのは上手上空。
「だからパーック!西はあっちね!!!」

そのキューピッドの矢が落ちた西の彼方の純白の花が、恋の屋傷で真っ赤に染まっているそうなのです(王様談)
その花の露は、眠っている人の瞼に掛けると目覚めて最初に見たモノに惚れてしまうと言う惚れ薬!
パック、この花を摘んでこいよ。鯨が3マイルと泳がぬ内に戻ってこい。良いな?
「…3マイル??」
そうだよね、パック。そんな例えじゃ分かんないもんねー。
じゃぁ…パスタがアルデンテに茹であがるくらい…。それか、コンビニに行って帰ってくるくらいだな。
王様…その例えはどれも微妙です。
結局パックが示したのは40分。そんなにかかるの?!大変ねぇ…。

続いて現れたのは、アテネの職人4人組(ボトム@ヨネ所属)。
無駄にだるまさんが転んだを繰り返しながら(しかも遊び方間違い)登場します。
どうやら翌日に行われるシンシアス公の婚礼の宴で行う劇についての話し合いをするようです。
今年は本格的なお芝居『世にも悲しき悲劇:ピラマスとシスビーの世にも残酷な死』。
今まで前座でお茶濁ししてきたけど、今年は容赦しねぇぞ!ただじゃおかねぇぞ!寝るんじゃねぇぞ!誰か来てるからって、前見ろよ!!
まぁ落ち着け。今年の配役はやる気のある人を積極的に使うからな。
という訳でオーディションを開きます。
役所は、ピラマス。シスビー。それから、ライオン。…ライオン…。…ライオン……。
とっとりあえず、ピラマスは男らしさを、シスビーは女らしさを、ライオンはライオンらしさを表現してください。
オーディションはボトム→アンナ→フルーティー→クインスの順で、それぞれのらしさをアピール。
結局はピラマスはボトム、シスビーはアンナ、ライオンはクインスに決定したのでした。
フルーティーは小道具とかそんな感じ。大丈夫、みんなここから這い上がってきたんだからな。
ヨーシ、みんな頑張ろうな!
ということで、アテネの森へ練習に向かうのでした。

場面は再びアテネの森。
登場したのはアテネの服装をしたディミトリアス(アッキー)。
1人大声でライサンダー(屋良くん)はドコだ、だの、ハーミアにオレは殺されるだの騒ぎながら歩き回りますが、
そばにピッタリとヘレナもくっついてウロウロウロウロ…
だぁ!もぅ!!どっか行けよ!!
僕は君を愛してなぁい!愛する事もできなぁぁぁい!!ってこんなにもハッキリ言ってるじゃないか!!
お前の顔を見てるとムカムカするんだ!
とかなんとか、酷いことを言うディミトリアスですが、ヘレナはめげずに言い返します。
私はあなたの顔を見てないとムカムカする!!
って、そんな言い争いが続きますが、どうやら駆け落ちしたライサンダーとハーミアの後を追いかけてきたディミトリアスを追いかけてヘレナも妖精の森に来たみたいです。
世の中上手く行かないモノですね。
図にすると【ヘレナ⇒ディミトリアス⇒ハーミア⇔ライサンダー】ってこんな感じ。
ちっともヘレナに優しくないディミトリアスですが、そんなディミトリアスの後を追いかけてヘレナも森の奥に入って行きます。
「これほど愛する人の手にかかって死ぬのなら、地獄の苦しみも天国の喜び!!」
って…マジっすか?!(汗)

それを見ていた王様ですが、ヘレナを可哀想に思い、森を出る前にディミトリアスがヘレナを好きになるように仕向けようと考えたのです。
そこに花を摘んできたパックが戻ってきました。
でかしたぞパック!と喜ぶ王様は、向こうの丘で、踊り疲れ・・飲んだくれ…また踊り疲れ…
仕舞いに眠るティターニアに露を掛けようとしているのでした。
そうだパック。お前もちょっと持っていって…と花を一房パックに渡すのですが…
花を受け取るとおもむろにパクっと食べ出すパック。
食べるなよ!
…受け取った花をおもむろに右耳辺りに飾るパック。
飾るなよ!しかもちょっと可愛いじゃねぇか!!
まぁ良い。そのくらい可愛いアテネの娘を捜し出せ。(じゃぁ凄く可愛いんですねvv:本人談)
捜し出して、一緒にいるアテネの男に花の露をかけてその娘を好きになる様に仕向けるのだ!
と、王様に命じられたパックは元気良く森の中にアテネの男を探しに行くのでした。が…
……バタンっっ!!!
ぱ パック!?転んだの??大丈夫なの??
取り敢えず、落ち着いて捜してください…。

「あいつ大丈夫かなぁ…」
転んだパックの心配をしつつ、王様はティターニアに魔法をかけに行きます。
丘の上では妖精3人に歌を歌って貰ってティターニアが眠りについていました。
♪グンナイッ フェアリラーン グンナイッ♪の高音域は良いとして、何で♪ティターニア♪だけは野太い声に(笑)
そんな歌で眠りについているティターニアに花の露を掛けて大満足な王様なのでした。
目が覚めて最初に見るモノに惚れ込むのだ…
例えそれが、熊であれ、イノシシであれ、イノシシ鍋であれ、イノシシ鍋の取っ手であれ、取っ手を持っているおっちゃんであれ…
あっこういう台詞言う時はちゃんと音付けてくれないと、盛り上がらないからね。

森の中の他の場所ではライサンダーとハーミアが疲れて寝る場所を探していました。
誰が見ても結婚前の男女に相応しい距離を取ってほしいというハーミアの頼みを聞いて、
少し離れた所で眠りにつくライサンダー…。
「お休みなさい、大好きな人。この命有る限り、貴方の愛が変わりませんように。」
かなり強気なハーミアのお休みの挨拶。アテネの人達は毎晩こんなんなのかしら…。
と、まぁ眠りに…眠りに…??アリナミンのポーズ??僧侶??常に変なポーズで眠りに付くライサンダーなのでした…。

そこに現れるのはパック。王様の言いつけ通りにアテネの服を着た男を捜していました。
するとそこにアテネの服を着た男が変な眠っているではありませんか!変なポーズだけど…。
とにかく。。この辺にアテネの娘も居るはずだ!
娘♪娘♪娘♪…居たーーー!!と喜ぶパックですが、よく見ると…ティターニア様?!
……娘も居るはずだ。(仕切り直し)
娘♪娘♪娘♪…居たーーー!!やっと見つかったようです。
アテネの男に魔法を掛けてこいと言われていたパックなので、ライサンダーに魔法を掛けてその場から去って行きました。
「見物だぞ。目が覚めたら、恋の 虜だ…。」
何気に間違いが起こっているのですが、そんな事を知るよりもないパックは自信満々で去って行くのでした。

本当に花の露を掛けなきゃいけなかったのはディミトリアスなのです。
そのディミトリアスは森の中でハーミアと格闘技をしていました。
引き離して逃げようとするディミトリアスに、必死で絡みつくハーミア。
どんな格好になろうとも気にしません。
…マジ うぜぇ…。って…ディミトリアス?
常に姑息な手を使うディミトリアスに、逃げられてしまうヘレナでした。
もっと体力付けないとね。

1人でヘレナが考えていると、ライサンダーが寝ている所に出くわしました。
どこか怪我でもしているんじゃないかと心配するヘレナがライサンダーを揺り起こすと…
「そして火の中にでも飛び込んでみせる!可愛い君のためなら!透き通る様に美しい、ヘレナ!!」
おぉーさすが王様の魔法の惚れ薬(拍手)
どうやら効き目はバッチリのようです。
パックに惚れ薬を掛けられたライサンダーは、最初に見た人ヘレナに恋をします。

でも、ライサンダーはハーミアの事が好きだった訳だし…
ライサンダーの言う事など信じずに、自分がバカにされてるんだと怒ったヘレナはその場を離れます。
勿論、その後を追いかけていくライサンダー。
ハーミアの事はどうでも良いってよりも、キライになってしまったようです。
1人取り残された森で目を覚ますハーミアは、ライサンダーが居ないことに気づいて森の中に捜しに行きます。
「死んでも今すぐ 貴方を見つけるわ!」
K的に何故か常に台詞が印象深く残るハーミアなのでした。

また別の場所…ティターニアが寝ている丘のそばで、アテネの職人4人組が芝居の稽古を始めました。
今まで頭を使った事もないような人達って事で、なんともびっくりな話し合いが繰り広げられています。
ライオンが出てきたらご婦人方を怖がらせちゃうんじゃないのか?とか(でもクインスがやるんじゃん)
ピラマスが死ぬシーンもご婦人方が卒倒しちゃうんじゃないのか?とか(だって芝居じゃん)
石垣はどうやって持ち込む?月明かりのシーンはどうやって広間に月を持ち込んだ?とか、
芝居をやる以前に色々問題があるようなのでした。
結局、怖がらせそうなシーンは最初に「ライオンはクインス」だとかなんだとか、色々説明を言って
石垣と月はフルーティーがそれに扮して「私が石垣・月です!」と言えば良いって事になりました。
はぁ。前途多難なお芝居になりそうです。

そこにパックが現れて、職人達を眺めていました。
事と次第に寄っちゃ、役者になってやってもいいぞ、と。
王様と居ない時っていつも偉そうなパックです。
勿論人間達には妖精のパックは見えていません。
そんな中稽古が始まるのでした。
始まって見れば、やっぱり前途多難な職人達のお芝居。
こんな下らない芝居は見たことない と、パックは飽き気味です。
そうだ!とパックは何かを思い付いてしまいました。
パックが思い付いた事というのは、ボトムの頭にロバの首を付けてロバ男にすると言うもの。
そのボトムの姿を見た職人3人は驚いて、パックのかけた音楽に合わせて踊ります。
……プツッ。
急に音が途切れて踊っていた職人達は倒れ込み…アレ?パック??
「飽きちゃった。」
って、本当に気ままな妖精なんですね。そんなところが可愛いんだけどvv
そのままボトムを置いて逃げ出す職人達を見て、楽しそうに去っていくパックでした。

ボトムが1人でいじけていると、丘で眠っていたティターニアが目を覚まします。
魔法がかかっているティターニアが最初に目にしたモノはボトム…のロバ頭?
とにかく。
貴方が望むモノならなんでも差し上げるゎ!
だって、私には夏が傅いてるんですもの!!(嗚呼 夏…)
と、ボトムに惚れ込んだティターニアは、かなりなハイテンションでボトムを自分の東屋に招待するのでした。

同じくらいテンション高く、王様が客席から登場します。MAじゃなくてごめんなさいね♪
一通り客席で騒いでからステージに登ると、出てきたパックからティターニアの状況を聞きました。
パックは当て振りをしつつ、あっちこっちへ走り回りながら説明します。
これもかなりのハイテンション。王様もちょっと付いていけないくらいかも。
とにかく、ティターニア様はロバに恋しちゃったんです。
アテネの男の方も上手くやっておきました!
と自身満々にパックが言った所に、ハーミアとディミトリアスが言い争いながらやってきました。
娘はあってるけど、男が違う…。
あれ?パック、誰に魔法をかけて来たの??
王様とパックは木の陰に隠れて2人の様子を見ていました。

どうやら急に居なくなったライサンダーはディミトリアスに殺されたんだと思ったハーミアは
もの凄い剣幕で「あの人をどうしたの?!」と迫りますが、知らないと答えるディミトリアス。
ハーミアはそのままディミトリアスを残して、ライサンダーを捜しに行きます。
疲れたディミトリアスはその場で眠りにつくのでした。

って、パーック!お前何してんだ!!
間違えて別の男の瞼に薬を塗ってしまっただろう?!本当の恋まで壊してしまうだなんて。
って言われても王様、アテネの男が2人いるなんてパックは聞いてませんでしたよ。
まっまぁそれは仕方ない…
オレはこのアテネの男に魔法をかけておくから、パックはヘレナと言う娘を捜して来い!!

と言うことで、王様はディミトリアスに惚れ薬をかけて待機。
そこへヘレナとライサンダーがやってきました。
ライサンダーはヘレナに信じてほしいと泣き落としをかけていますが…
(えぇ。泣きじゃくるフリをする屋良くんが非常に可愛らしく、個人的には大のお気に入りシーンでした/笑)
そこでタイミング良く目を覚ましたディミトリアスも、ヘレナに惚れ込んでしまいます。
今まではちっとも優しくしてくれなかったディミトリアスが急に変わったので
ディミトリアスもライサンダーと手を組んでバカにしてるんでしょう!とヘレナは怒り続けます。
そんなヘレナの話も聞かず、ライサンダーとディミトリアスは取っ組み合いの大喧嘩…

そこにハーミアも現れるから、話は余計にこんがらがります。
だってライサンダーとディミトリアスは急に態度が変わったんだから、ハーミアとヘレナは付いていけません。
ヘレナはハーミアまで2人と一緒になってバカにしてると怒りますが…
あっそう言えば、ヘレナとハーミアが小さい頃から仲良しだったって事が判明しますね。

えぇまぁ。結局話が繋がらず、ハーミアとヘレナまで喧嘩してしまいます。
ライサンダーとディミトリアスは仲良く(笑)ピッタリ引っ付きながらスキップしつつ決闘の場所を探しに行きます。
ハーミアとヘレナも別々に森の中へ。
これ以上ここで罵りあってるのもごめんだわ!って…
ホントにその通りだと思うんですけど。

判ってるのか、パック!?これはお前の不注意のせいなんだぞ!
まぁこれはちょっとした間違いですよ。
だって、アテネの服の男って所までは合ってますますもん。
でもこのままじゃいかーーーんっ!!パック、いかーーーーんっっ!!
って事で、パック。
夜の闇を森中に広め、恋敵共を鉢合わせしないようにしてからライサンダーの魔法を解くんだ!
そうすれば目覚めた時には、このバカ騒ぎは何もかも夢幻に思えるだろう。
そして恋人達は中世違わぬ愛を胸にアテネへと帰るであろう……(王様カッコイィ!!)
って、その仕事はパック お前に任せるからな。
と、魔法を解く薬の草をパックに渡すのですが…
「ハイ!(パクッ)」
だから食べるな!!
こうしてパックはライサンダーとディミトリアスを追って森の中へ、
王様はティターニアの所へ呪い(?)を解きに行くのでした。
タイムリミットは日の出までだからな。急いで片づけろよ。
任せてくださいって事で、ねぇパック。ここが腕の試しどころ。

場面はピッタリと引っ付きながら決闘場を探していたライサンダーとディミトリアスへ。
パックが2人を見つけてバレエを踊らせたり、どこか古い振り付けを踊らせたりしつつ
2人を引き離しにかかります。
まずはディミトリアスを見失って、ドコへ行ったと声を挙げるライサンダーへ一声。
「下手です。」
ありがとう!と下手へ走っていくライサンダー。
「左です。」って時もありつつ…「早く捌けて。」ハイすみません。
続いてディミトリアスの事も攪乱させたままライサンダーとは別の方へ。

下手へはけたライサンダーはと言うと、
ディミトリアスを捜していますがパックの魔法にかかりコテンとお眠り。
その後に、パックに引き寄せられてそこに現れたディミトリアス
(夜の闇が星を覆い隠しているので森は真っ暗なんですねぇ)もパックの魔法で寝てしまいます。
その後、ヘレナ・ハーミアと次々に同じ場所へ現れてはパックに眠らされてしまうという…。
パックが何かしてるんでしょうかねぇ(謎)
4人が寝てしまった所ところで、パックはライサンダーに薬を塗るのでした。
「目が覚めたらご覧あれ。万事、めでたし。めでたし…。」

アハハハハハ…♪アハハハハハ……♪
たぁのぉしぃい〜☆☆↑↑(たーのーしーいー…↓↓)
おぉもぉしぃろぉい〜☆☆↑↑(おーもーしーろーいー…↓↓)
と、両極端のテンションで現れるのは、ティターニア様とロバ頭のボトム。
ティターニア様がボトムにチューをするも、ボトムの頭を掻くのも、ボトムが床屋に行くのも全部明後日。
だからティターニア様は何もしないで…ぁっ花☆あっ花☆☆
って全身で倒れ込む様に花摘みをしていて下さい。
それからバカ妖精3人は静かに歌っててね。
ところでティターニア様、ボトムから1つお願いがあるようです。
ちょっと疲れたから一眠りしたいんで、そっとしておいて貰えるかな?
って事で…ティターニア様の腕の中でお休みなさい…
……ヒルガオがぁ!!(えぇ?!)
静かにしてって言ったのに…ティターニア様…一人大声で語りあげてから眠りに付く2人でした。

そこにやってきたのはパックとオーベロン。
ちなみにパックはジャグリングが得意のようです☆たまに失敗するけどね;
ロバ頭に恋をしたティターニアはオーベロンに言われるがままに、
インドの子供をオーベロンに差し出したとか…王様の思うがままって感じね。
って事で、ロバ頭への恋は解いてやろう。
パック、お前もロバ頭を外してボトムがアテネへ帰れるようにしてあげなさい。

って事で、ティターニア様の魔法も解け…
イャー!何このロバ頭!気持ち悪い!!
って…さっきまで貴方の恋人だったんですけど。
まぁこれで全て上手く行ったハズ。
森の中で眠りについていた4人はと言うと…
目が覚めれば前の晩の記憶はあやふや、ライサンダーはハーミアを愛したまま。
ただ、ディミトリアスだけは以前と違ってヘレナに恋をしちゃってるんでした。
今日はシンシアス公の婚礼の宴。アテネに帰ってみましょうね。
あっボトムも無事にロバ頭が取れてアテネに帰りました。


さて。
今日のアテネではシンシアス公の婚礼の宴。
アテネの職人達の『長編にして短き、若きピラマスとシスビーの爆笑悲劇』を観に、
オーベロン&ティターニア&パック、そしてライサンダー&ディミトリアス達4人も集まりました。
ってか“長編にして短き”“爆笑悲劇”って“熱い氷”とか…まぁおかしいよな(いつもアドリブ微妙です、秋山さん;;)

この爆笑悲劇。
とにかく場内大爆笑。
ストーリーとしては、ピラマスとシスビーがお互いの家の間にある石垣の隙間を通して愛し合い…
ある日、2人は月明かりの下でナイナスの墓地で会う約束をしましたが、先に来たシスビーがライオンに襲われます。
かろうじて逃げますが、その時身につけていたマントをライオンに取られてしまうのです。
後から来た水も滴るいい男のピラマスは、そのマントを見てシスビーが死んでしまったと勘違いし
持っていた短剣で自害してしまうのです。
その後を追って、同じ短剣でシスビーも自害してしまうと言う悲劇…悲劇なんですけど。

とにかくテンション高いこのお芝居。
確かに“爆笑悲劇”に嘘偽り無く(笑)
ここまでも既に笑いすぎているKでしたが、このお芝居で腹筋疲労にて遂にグッタリ。
ポイントは美女シスビー。ミスキャスト?とオーベロンは突っ込みますが、
シスビーのジャンルの判らないお芝居が…面白おかしくてしょうがないのです。
これはもぅ観て貰わないと説明のしようがないので…。
他にも石垣やライオンが非常に笑わせてくれるのです。
とにかく。ここでこの『真夏の夜の夢』中、1番笑えるんだと思っていて下さい(笑)
悲劇なのに喜劇にしてしまうところが、悲劇なそうです。

仲良しになった4人も帰り、もう真夜中。
妖精の時間の始まりです。
みんなで歌って踊って騒ぐのでした…。




全員が居なくなり、静まりかえった会場からステージに現れるのは
弱気な高校生 町田くん。

影に過ぎない私ども
もし皆様のご機嫌をを損ねていたら
お口直しにこう思って頂きましょう
ここでご覧になったのは 夏の世のうたた寝の 夢幻に過ぎないと
たわいもない物語も 根も葉もない束の間の夢
居たらぬところは目を瞑り
ご容赦頂けるなら これぞ望外の幸せ
正直者のパックの名にかけて
この次はより一層精進し
皆様のお気に召す様励みます
これからも どうぞよろしくお願い致します
お名残おしくはありますが 今夜はコレにて
皆様 ごきげんよろしく
お休みなさい。

長くなりました…。
そして後半疲れて意味不明なところが多数出現してすみません。
も〜訳判らなくなってきたので、かなりナゲヤリです(爆)
てか、全体的に台詞っぽいんだか話進めてるんだかよく判らないし…
でもKの中では王様の台詞が進行だったんで、こんなレポになりました。

本当に楽しい舞台だったんですよね。
演技者。のDVD出すなら、グローブ座公演も毎回出してほしいです。
編集とかなしの定点カメラからの映像でも良いのに…。

最後の町田さんの台詞。
凄く心に残りました。
というか、それまで爆笑にしてるのに、そこにくるとかなりグッと来ちゃって泣きそうになりました。
町田さん本人は千秋楽の日に泣いたそうですが…観たかったですね。
って、その回入ってたら間違いなくKも泣いてましたけど(苦笑)

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女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理