■『BLOOD BROTHERS』 in青山劇場 '03/10/07

坂本くんと赤坂くんが主演のミュージカル『BLOOD BROTHERS』。
元々イギリスのミュージカルでしたっけねぇ。
K、坂本くんの歌声って事務所内で1番好きなので
『BLOOD BROTHERS』も観に行ってきました。
っていうか、やっと坂本くんの舞台観られたよ〜。
去年も一昨年もその前も。
何故か坂本くんの舞台を観に行けないで終わってたんで、今年こそ観たかったんですよね。

簡単にストーリーを説明しますと(できるなら…)

■■

ある街に貧しい暮らしをしている家族が居ます(父親はどっか行っちゃいました)
すでに子供は7人もいて、生活していくのさえままならない状態。
母親は生活費を稼ぐためにお金持ちの家の手伝いの仕事をしています。
すると、7人でも精一杯な暮らしだったのにまた赤ちゃんができちゃいました。
「でも後1人、8人なら…」と思っていたら、医者に「双子です」と言われます。

いきなり2人増えるだなんて、ちょっと無理かも…でも…。
となっていると、働き先の奥さんが「双子の内1人をくれないか」と言い出します。
その奥さんは子供が欲しかったんですが、産まれなかったんです。
旦那さんが長期の出張に行っている今なら誤魔化せる(?!)という事で
半ば強引に二人は契約を結びました。
−双子が産まれたら1人は金持ちの家の子にする−と。
その条件として、母親は仕事に来て毎日子供に会えると言う事でした。

いざ子供が生まれるとやっぱり可愛いモノですが、
約束をしているので、仕方なく1人を金持ちの奥さんにあげてしまいます。
すると奥さんは赤ちゃんに母親が構うのが気に入らないらしく、
仕事をやめてくれと言ってきます。
「話が違う」と言う事で、みんなにこの事をバラしますよ!と母親は言いますが
「双子がお互いを双子だと知った時、その2人は死んでしまう」という迷信(?)があるらしく
結局母親は誰にも言わないまま、1人の赤ちゃんと別れて暮らしていました。

何年かすぎて、双子7歳。
スラム街なんだかなんなんだか、悪ふざけしすぎる子供達が遊んでいます。
そこで、双子が出会ってしまったのです。
貧しい方に育った1人がミッキー。裕福な家に育ったのがエディ。
お互いに、「(相手の)家の近くで遊んじゃいけない」と母親に言われていましたが
そんなのは子供の事、言いつけを破ってしまったんです。
ミッキーとエディはすぐに仲良くなり、“義兄弟”の約束をします。
その2人とミッキーの事を大好きな少女リンダの3人のお話です。

ミッキーとエディが友達になったと知った母親は
エディに「もうこの辺で遊んじゃいけないよ」と言いますが、その言いつけも聞かず…。
エディの義母親の方は、本当の母親の存在に怯えて「この街から引っ越したい」と盛んに旦那さんに頼んでいました。
結局、精神的にちょっとおかしくなった奥さんの頼みを聞いて、一家は郊外の街に引っ越していきます。
引っ越す事をミッキーに伝えにエディが家に行くと、母親と初めてちゃんと喋る事ができます。
勿論、「叔母様」って事で自分の本当の母親なんだとは知りません。
引っ越してしまったら二度と会えないと思った母親は、ミッキーと自分の写真が入ったロケットをエディにあげます。
そしてそれは2人だけの秘密だから内緒、という事にしたんです。

しばらくすると、ミッキーの家に市役所から引っ越し命令が出ました。
その辺り一帯の家を立ち退かせて、市が用意した郊外の住宅へ引っ越す様にというモノです。
ミッキーやリンダ達もその街を離れる事になりました。

また数年が過ぎ、双子14歳の年。
それぞれ学校で停学処分になって街をぶらついていた双子はまた出会ってしまいます。
ミッキーは授業を聞かずに先生に反抗的な態度を取ったから、停学。
エディは首にしているロケットを外せと先生に言われ、それを拒否したから停学。
そのロケットの事を初めて知った義母親は、また本当の母親の影に怯えるのです。
しかも、同じ街に来ていると後から知って、狂った様になっていきます。

そして3人で楽しく過ごした、14歳〜18歳。

エディは大学へ行ってしまいます。
ミッキーとリンダの間には子供が出来て、2人は結婚します。
ミッキーは働かなくてはなりませんが、働いていた工場も辞めさせられてしまい
不況の時代(だったらしい)で就職口がなかなかないのです。

そんな中、クリスマス時期にエディが街に帰ってきました。
「お金はあるんだからみんなで遊ぼう」「なんでそんなに働かなきゃいけないだい?」と、
小さい頃と変わらないエディにミッキーは苛立ち、エディを突き放してしまうのです。

そうして2人は疎遠になったある日(同じ日?)、ミッキーは兄に強盗の見張りをさせられます。
ピストルは使わない、1時間見張りをしてくれるだけで50ポンド出す。という条件で。
でも結局兄は銃で人を殺して逃げ、ミッキーは捕まって刑務所に入れられてしまいます。
刑務所に入ったミッキーは“鬱病”になり、薬漬けの毎日。
出所しても薬が手放せなくなってしまうのです。

そんなミッキーでは駄目だと思い、リンダは薬を辞める様に言います。
それまでミッキーの母親と一緒に暮らしていましたが、
家を出て親子3人で暮らし、ミッキーが働き出せばまた元に戻ると信じて自立します。
その新しい家や仕事をエディに頼んで手配してもらったのです。
因みに、エディはリンダの事が好きだったのですが、ミッキーも居るので言わなかったのです。

新しい暮らしになってもミッキーは薬を辞められません。
家や仕事がエディからの紹介だと言う事も気づいていました。
リンダが「薬を辞めてほしい」と言うのでミッキーはどうにか我慢して薬を辞めますが、
その時リンダはエディとちょっとだけ親しく付き合っていたのです。
でもそれは、昔遊んでいた頃と変わらない気持ちだったのかもしれません。

エディとリンダが付き合っていると言う事をミッキーに教えたのは、エディの母親でした。
それを聞いたミッキーはエディを殺そうと銃を持って職場を訪れます。
殺そうと思って行ったのにやっぱり殺せずにいましたが、そこに母親が来て言ってしまうのです。
「殺しては駄目。あなた達は双子で同じ兄弟なのだから。」と。
昔、暮らしが苦しくて2人は育てられなかったから、エディをあげたんだと伝えます。
するとミッキーは「なんでオレをやってくれなかったんだ。オレがこいつにもなれたハズなのに。」
と言ってミッキーを撃ってしまいます。
その時、周りを囲んでいた警官隊に撃たれたせいか、ミッキーも死んでしまいます。

結局、同じ日の同じ時間に産まれた双子は、同じ日の同じ時間に死んでしまったのです。

子供がたくさんで育てられなかった母親。
子供ができなくて、どうしても自分の子がほしかった義母親。
ほんの少しだけ、違う人生の選択肢を見てみたかった少女。

−−知ってるかい?悲劇的な双子の話を…

■■

みたいなストーリーでした(長っ!汗)
結局は1幕1時間20分、2幕1時間10分くらいだったかな。

個人的には真琴つばささんの素敵さと、篠原ともえちゃんの可愛さがツボ◎
それだけで観に行った甲斐があったなぁと。

それから、問題の(?)坂本くん&赤坂くんの短パン姿!(笑)
1幕全部短パンなんですよ〜!!
最初はちょっと面白くて良かったんだけど、段々「もぅいいよ〜」ってなっちゃいました;
子供の役だから、台詞の言い方とか動きとかも普段と違うしねぇ。
観てて途中からちょっと辛くなってきちゃったんだよね(苦笑)
だから2幕で普通になった時の方が良かったなぁ◎
あっ2幕の最初の学校制服ブレザー姿の坂本くんはヨカッタ!!

後…そうそう、1幕が子供の頃の話で、2幕は少し大きくなってから。
って事で、Kにはなんだか2幕が端折りまくりな気がしてしょうがなかったです。
1幕もうちょっと短くして、2幕の話を伸ばしても良かったんじゃないの?って。
まぁその辺の感じ方は人それぞれでしょうけど。
アッと言う間に再会して、結婚して、喧嘩して、浮気(?)して、死んじゃったって気が…。
しかもなんかあんまり心情がよく分からなかったんですよね。
それは私の理解力のせいかもしれないんだけど(笑)
最後、母親にミッキーが「なんで自分をあげてくれなかった」って言いますけど
本当にそう思ってたのか?としか思えないって言うか…。
いやまぁあの状況だったら、実際にそう思ってたんでしょうけど。
そりゃないよ…みたいなさぁ。なんか上手く言えないんだけど。
最後ミッキーが捲し立てて、母親が真実を言って、すぐにエディが死んじゃうから
その時のエディの気持ちとかも全く判らなかったし(爆)
そんな事判らなくても良い事なのかもしれないんですけどね。

でもでも、全体通しては面白かったですよ。
大好きな青山劇場だったし(苦笑)

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